2010年11月4日木曜日

ハンガリアン記法

ハンガリアン記法とは考案者のシモニイがハンガリー人であることに由来する。マイクロソフトのアプリケーション開発グループで開発されたこの記法は Excel や Word などのアプリケーション開発で成功を収めたため、Windows システム開発グループでも採用された。その際、シモニーの論文中の "type" がデータ型のことであると誤って解釈され、変数名にデータ型を表す接頭語や接尾語をつける記法だと誤解された。そのため、前者は「アプリケーション ハンガリアン」、後者は「システムハンガリアン」と呼ばれる。








システム ハンガリアン
データ型を名前の前に付ける方法で型が厳格に決まっている言語では型が異なるもの同士の代入などはコンパイル時にエラーになるためメリットはない。
型の定義がないVBScriptなどではある程度有用。



アプリケーション ハンガリアン
間違えたコードを間違えて見えるようにする記法であり、元々のハンガリアン記法である。


例えば、ドルにプレフィックスdol、円にプレフィックスyenとした場合、dolIncome + yenDeposit のような計算は間違いであることが明確である。



ユーザから来た文字列は(安全でないUnsafeという意味で) プレフィックス"us"
HTMLエンコードされた文字列や素性の安全なことのわかっている文字列は(安全であるSafeという意味で)プレフィックス"s"( どちらもStringなのでコンパイラでは判断できない。 )


行(row)を意味するrwとカラム(column)意味するcol。
 
 
 
間違ったコードは間違って見えるようにする
 Microsoftの名前付けのガイドライン

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